こんにちは。
三苫の個別指導塾、烈志塾の井上です。
中学生の保護者の方のお悩みとして
よく挙がるものの一つが
「反抗期」
です
話を聞かない
言うことを聞かない
文句ばかり言う
そういったお話を伺うたびに
私はいつも自分の反抗期を思い出します
これまで数多くの保護者の方から
お子様の反抗期について
相談を受けてきました
そのたびに思うのです
「いや、たぶん私は
かなりひどい方だったな」と。
私の反抗期はなかなかひどかった
私の反抗期は
小学校6年生くらいから始まりました
特に父親との対立は激しく
中学生の頃には
父とまともに話した記憶が
ほとんどありません
当時の私は
かなりひねくれていたと思います
その頃の趣味を一言で表すなら
親の言ったことに
「ノー」と答えること
今,振り返ると
「まじで嫌なやつだな」と
自分でも思います
ただ冷静に考えてみると
当時の私は別に親への感謝がなかった
わけではありません
育ててもらっていることへの感謝も
それなりには感じていました
親がいたから今の自分がある
という思いも
心の奥には確かにありました
でも
いざ顔をあわせると
その気持ちは
どこかへ隠れてしまうのです
親から何か言われると
「そんなこと言ったって
父さん母さんだってできてねーじゃん」
「こっちの都合も知らないで
そんな正論ばっかり言わないでほしい」
そんな気持ちが前面に出てしまう
しかも
当時の私は
自分こそが正しいと思っていました
だから
周りからの忠告なんて一切聞けない状態
でした
反抗期の終わりは突然やってきた
私の反抗期は
中学校の3年間では終わりませんでした
高校1年生まで続きました
ただ
その終わりは
ある日突然やってきました
高校1年生の冬
街で夜遊びをしていた私は
家に帰る最終バスを逃してしまいました
雪が降り積もる深夜
歩いて帰るには1時間以上かかる
手持ちのお金もない
タクシーなんて選択肢はない
帰るのが遅くなり
家に鍵をかけられていたら困る
仕方なく
家に電話をしました
「一応、電話するか……」
出たのは父でした
最悪。
あの一言で、目が覚めた
電話でのやりとりは
こんな感じでした
私「今から帰る」
父「もうバスないだろ」
私「歩いて帰る」
父「無理だろ。迎えに行くぞ」
迎えに来る?ありえない
と思いました。
私は
「自分のことは自分でやれ」と言われて
育ってきた感覚が強かったので
送り迎えなんて頼んだことが
ありませんでした
しかも来てしまったら
車の中が気まずいだけです
絶対に嫌だ
と思いました
私「いや、いいって」(かなり喧嘩腰)
父「迎えに行くって言ってんだろ」
苛立つ声を上げる父
私「いらねーって言ってるだろ」
すると父がキレました
「お前な! 親ってもんはな!
子どものために何かしてやりたいって
思ってるんだ!!」
え……? そうなの?
一気に冷静になりました
私はそのときまで
親がそんなふうに思っているなんて
まったく考えたことがありませんでした
子→親へのことは考えていましたが
親→子への気持ちはつゆ知らず
私はその後
お迎えをお願いしました
そして後日
家で話し合いをし
私は家の鍵を手に入れました
そこから 親との関係は変わった
その出来事以後
私の親が私の行動に
あれこれ文句を言うことは
ほとんどなくなりました
むしろ
全面的に協力してくれるように
なりました
小学校の頃には
誕生日プレゼントとして
「ゲームカセットを買っていい“権利”」
しかくれなかった親が、です
大学で九州に住むことも
支えてくれました
大学院まで通わせてくれました
留学費用も一部負担してくれました
さらには
大学院まで進んだにもかかわらず
研究の道ではなく教育業界へ進みたい
そう話したときも
喜んで尊重してくれました
今振り返ると
本当にありがたいことだったと思います
反抗していても感謝が消えているわけではない
だから私は
反抗期のお子様を持つ保護者の方に
お伝えしたいのです
お子様は
今は表面的に強く反抗しているかも
しれません
でも
それは必ずしも
家の方への感謝の気持ちがなくなっている
ということではありません
少なくとも
私はそうでした
うまく表現できない
顔を合わせると素直になれない
言われると腹が立つ
つい強く返してしまう
でも
その奥にある気持ちまで消えている
わけではないのです
そして
反抗期に悩んでいる
保護者の方の気持ちもまた
「子どものために何かしてあげたい」
という思いから生まれているものだと
思います
それは
私の両親も同じだったのだろうと
思います
焦らず、言いすぎずでも受け入れる準備はしておく
反抗期の時期は
親子ともにしんどいものです
ですが私は
今、焦って何とかしようと
しすぎなくてもよいのではないか
と思っています
あれこれ口を出しすぎず
まずは見守る
ただし
放り出すのではなく
「何かあったら
いつでも受け入れる準備はあるよ」
という姿勢でいてあげる
そのくらいが
ちょうどよい場合も多いように感じます
本当に必要なときには
子どもの方から声を出してきます
そのタイミングで受け止められることが
とても大切なのではないでしょうか
第三者だからこそ届く言葉もある
また
家庭の中ではどうしても
素直に聞けない言葉でも
第三者からなら受け取れることが
あります
親が言うと反発してしまう
でも
塾の先生や学校の先生
少し距離のある大人から言われると
不思議と入ってくる
そういうことは実際によくあります
何かを言って聞かせる必要が
あるのであれば
親御さんではなく
私のような第三者が関わった方が
うまくいく場合もあります
反抗期は
ずっと続くわけではありません
渦中にいると
終わりが見えないように
感じるかもしれませんが
ちゃんと終わります
だからこそ
一人で抱え込みすぎず
困ったときには周りを頼ってください
何かお困りの際には
どうぞお気軽にご相談ください
